錦糸町発!ハロー!イースト東京 この街のだいすきなところ、またひとつ

街の新たなハブを目指して。コラボレーションですみだの魅力を広げるHOTEL TABARD TOKYO

都内にも地方にも、海外にまでも交通アクセスのよい立地となっている錦糸町。その逆も然りで、外から来るさまざまな人たちが、利便性からこの地を宿泊先に選んでいます。そんな錦糸町に2020年に誕生したのが、HOTEL TABARD TOKYO。

デザイン性に優れた心地よい空間や、親しみやすく丁寧な接客、そして墨田区のブランドやチームとの積極的なコラボレーションにより、オープン3年目にして人気を集めています。

単なるホテルにとどまらない取り組みには、これからの街をつくっていくハブになる予感を抱きます。

支配人の青山和之さんとセールスプロモーションリーダーの中野清雅さんにお話を伺いました。

普通のビジネスホテルにはない価値をお客様に

錦糸町駅から、都立墨東病院や猿江恩賜公園がある方面へ歩いて大通りから少し入ると、周囲とは雰囲気の異なるスタイリッシュなエントランスにたどり着きます。


ブラックが効いたすっきりとした外観

ここが、HOTEL TABARD TOKYO(ホテルタバードトーキョー)です。

交通アクセスの良さから、近年ビジネスホテルが増えている錦糸町。HOTEL TABARD TOKYOも分類としてはそのひとつになりますが、目指しているのは利便性だけではありません。

青山さん:ビジネス目的にしか使われないのは嫌だなと。女性やカップルにも好まれるホテルになれば、ビジネスマンの方にも自ずと来ていただけると思っています。実際に土曜日はカップルのお客様も多いですし、女性一人でビジネス用にご利用くださる方ももちろんいらっしゃいますよ。


ホテルの運営を指揮する青木さん(左)とマーケティングやデザイン面を担う中野さん(右)

中野さん:それから最近はホテル暮らしの方も増えているので、そういったサービスを運営する会社さんと提携していたりもしますし、一階エントランスのこの空間でリモートワークをされている方の姿も多くなってきました。


HOTEL TABARD TOKYOのロゴが目を引く、男女ともに親しみやすいエントランス

エントランス部分は、日中はカフェスペース、夜はバーラウンジにもなる開放的なスペース。高速光回線のWi-Fiも完備されているので、確かにリモートワークも快適にできそうな環境です。時代の先を行くライフスタイルの需要にも応えるこうした感度の高さも、オープンから丸2年で早くも愛されるホテルへと成長している理由なのかもしれません。


大きな窓ガラスを開け放つとオープンテラスにも

もちろんこういった特徴的な部分だけでなく、ホテルとしての基礎である清潔感と接客にも心配りが行き届いています。

中野さん:お客様にリラックスしていただくためには、前提として部屋が綺麗でないといけないと思うんです。オープンしてすぐの間は綺麗なのは当たり前で、ボーナスタイムみたいなもの。本当に大事なのはここからです。清掃スタッフが抜かりなく毎日綺麗にしてくれるのはもちろんなのですが、それだけではカバーできない設備面の修繕なども意識して行う必要があります。その点でウチは母体が建物の企画や設計を行っている会社なので、施工管理の専門チームがこまめに対応できる強みがありますね。

そこで、実際にお部屋にもご案内していただきました!


部屋のテイストはフロアごとに異なる。クリーンな雰囲気のシングルルーム


最上階の10階にあるツインルーム。窓からはスカイツリーも見える

青山さん:お客様が帰られたあとに、「お部屋よかったですありがとうございました」などと書かれた小さなメモ書きが置かれていることがあるんです。あとは「スタッフの対応が親切でよかったです」とか。そういった真っ直ぐなご感想が、シンプルに一番嬉しいですね。丸2年やってきて思うのは、高級ホテルのような接客よりもお客様にとって親しみやすい距離感がウチの価値につながるということですね。だからこれからもそこは大事にしたいと思っています。

地元企業との積極的なコラボレーションで街とつながる体験を

また、HOTEL TABARD TOKYOが大事にしているコンセプトはもう一つ。墨田区に縁のあるさまざまなものとの積極的なコラボレーションです。

例えば、墨田区をホームタウンとするフットサルクラブ「フウガドールすみだ」の観戦をより楽しめる「観戦チケット付き宿泊プラン」や「スペシャル応援プラン」も。


フウガドールすみだのサポーターにも大人気のプラン

中野さん:フウガドールすみだの選手がプレーしている写真を壁に貼って、ベッドには応援シートをかけて、机の上に乗っているグッズは持ち帰っていただけるようになっています。また、お客さまが観た試合の試合球に選手全員分のサインを書いてもらってプレゼントもしているので、ファンにとってはかなりプレミアムな内容です。毎回一試合につき一部屋しかご用意できないので、すぐに埋まってしまう人気です。

他にも、古くからメリヤスの工房が多い墨田区の特性を生かし、両国にあるMERIKOTIさんとコラボレーションして布草履づくりのワークショップができる宿泊プランや、墨田区在住アーティストの作品展示、朝食のパンやコーヒーに、バー営業で提供しているビールも墨田区のものを積極的に採用。この規模感だからこそできる細やかな関係づくりを、どんどん広げているそうです。
中野さん:地元の素敵な人たちとどんどん繋がって、この街の新しい流れを作れたらなと思っています。大きい話だけど、僕らはホテルの運営だけでなく、ここをハブの一つとして、街の雰囲気を作りたいんです。


一階のエレベーター前には墨田区在住アーティストの作品を展示

中野さん:ホテル自体はただの「箱」かもしれないけれど、何かをしようと思ったら、どんな入れ物にもなってくれます。これまでは社会の状況的に人を集めるのがなかなか難しかったのですが、今後はこのエントランスのスペースを使ってミニシアターを開催したりと、もっと地域に開いたイベントもどんどんやっていきたいです。

魅力ある街の、新しい魅力に出逢う小旅行

最後に、街の魅力についてお二人にお話ししてもらいました。

青山さん:僕はスカイツリーの麓に住んでいるのですが、この辺は大都会らしい部分もありながら、下町の雰囲気も共存しているのがいいなと思っています。サウナが好きで近所のお風呂屋さんによく行くんですが、地元のおじいちゃんとどんどん仲良くなっていっちゃうんですよ。あとは個人商店に活気があって行列ができていたりするのも魅力ですね。

中野さん:古くからある老舗の工場も多くて、実は世界的に有名なブランドのものを作っていたり、自社製品を新たに生み出したりしているのも素敵ですよね。あとは住居の一階が店舗や倉庫になっている形の建物が多くて、新しく若い人がやってきてカフェを始めるケースも増えています。錦糸町ってかつては女性一人で歩きにくいイメージがあったかもしれないけど、最近は清澄白河や蔵前からそういった流れがこちら側にきているので、これからどんどん面白くなっていくんじゃないかな。


変化しつつある街を眺められるホテルの窓辺

今ある街の魅力を愛し、お客様にもつながるきっかけを用意できるHOTEL TABARD TOKYOのような存在が、これからの錦糸町をより面白くしていってくれるのだろうなと感じました。

遠くに旅行するのもいいけれど、墨田の魅力を感じながらちょっとした非日常を味わいに、たまにはこんな場所に泊まってみるのもいいかもしれません。

素敵なHello!が、今日もあなたに訪れますように。

(取材・執筆:山越栞)

HOTEL TABARD TOKYO
住所〒130-0022 東京都墨田区江東橋4-14-5  Google mapで見る
TEL03-5637-7663
予約フォーム https://www.chillnn.com/178b3f69df9262
WEBhttps://h2m.co.jp/tabard-tokyo/
SNS Instagram

※本記事に掲載している情報は、2022年9月時点のものです。

4