イースト東京の花火大会まとめ 2024

あなたの街に夏の気配は感じられるでしょうか？
夏の風物詩である「花火」。ここイースト東京では、今年も花火大会が各地で開催されます。コロナによる制限がなくなった1年前、数年ぶりに開催ができたという花火大会も多くあります。去年は見に行くことのできなかった方には「今年こそ花火を見に行きたい！」と思っている方も多いのではないでしょうか？

イースト東京各地の花火大会の日程はすでに発表されていますので、一挙にまとめてご紹介！
花火以外にも、夏の風情を感じるイベントをひとつピックアップしているのでぜひチェックしてみてください。


1. 足立の花火　/　7月20日（土）　足立区
2. 葛飾納涼花火大会　/　7月23日（火）　葛飾区
3. 隅田川花火大会　/　7月27日（土）　墨田区・台東区
4. 江戸川区花火大会　/　8月24日（土）　江戸川区
5. 隅田川とうろう流し　/　8月10日（土）　台東区・墨田区

1. 足立の花火　/　7月20日（土）　足立区

荒川の河川敷で開催される「第46回足立の花火」。
都内で開催される大規模花火大会のなかで“口火を切って”開催される花火大会です。
かつて千住大橋の完成を祝って打ち上げられたことがきっかけとなり、明治、大正のころに「千住の花火」として始まったのが最初と言われ、約100年続く歴史ある花火大会です。
過去には数百発から数千発の規模だったものが、今では約13,000発が１時間のうちに一気に打ち上げられ、迫力のある花火が楽しめます。

河川敷の両岸には有料観覧席が設置され、チケット販売もあるのですが、実はこの観覧席、ふるさと納税の返礼品として確保することもできるんです。ふるさと納税による観覧席返礼品は好評とのことで、席の数と種類も昨年より増やしているそう。なんと、ふるさと納税返礼品限定として宿泊がセットになった観覧席も用意されているそうです！
場所を確実に確保したい方、遠方からきてゆっくり花火を満喫したい方にとってはうれしいプランですね。
※6/28時点　有料観覧席は完売。キャンセルが発生した場合のみ購入が可能。ふるさと納税返礼品で残りわずか。

「あだちの５大イベント」のひとつにも数えられる「足立の花火」。
夏の花火の一発目におすすめです！

2. 葛飾納涼花火大会　/　7月23日（火）　葛飾区

映画やコミックの舞台として有名な葛飾柴又では、「柴又の花火」こと「葛飾納涼花火大会」が7月23日（火）に開催されます。
約15,000発という打ち上げ規模の大きさも然ることながら、打ち上げ場所と観覧席との距離が近く、打ち上げ音が見ている私たちのすぐ間近に響くため、大迫力の花火を体全身で感じることができるのが特徴。都内でも指折りの臨場感が楽しめます。

公式Xではすでにプログラムが発表されており、6つのステージに分け、葛飾ゆかりの『寅さん』や『キャプテン翼』に『ベイブレード』や『モンチッチ』をテーマにしたステージのほか、五輪や石川県能登へのエールなど、バリエーション豊かに、そして思いの詰まったプログラムが予定されています。
こちらも有料観覧席を販売中のため、ぜひチェックしてみましょう！

日中は葛飾柴又周辺で下町の雰囲気を楽しみ、最後は花火で締める、というのも、いかにも“粋”な夏の過ごし方ではないでしょうか。

3. 隅田川花火大会　/　7月27日（土）　墨田区・台東区

全国にその名をとどろかせ、テレビ中継もされる隅田川花火大会。
打ち上げ総数はなんと20,000発！隅田川を境とする墨田・台東の両サイドに各1か所ずつ打ち上げ場所が設置され、それぞれに約10,000を打ち上げます。
浅草・蔵前などをはじめとした西岸の台東区側からも、両国・押上など名所の多い東岸の墨田区側からもそれぞれに絶景が広がります。

隅田川花火大会は、江戸時代に起きた「享保の大飢饉」による犠牲者慰霊のために花火を打ち上げた「両国の川開き」が由来とされ、その歴史はなんと300年近くも遡ります。

長い歴史をもつ花火大会が行われるの傍には、現代技術の粋を尽くした東京スカイツリーが佇む。その光景は、古くからものづくりなど技術や文化を紡ぎ続けた人々の想いとともに、首都東京として現代的な暮らしを実現してきたこのイースト東京の“らしさ”が詰まっているようにも思えてきます。

市民協賛席として販売される観覧チケットは残念ながらすでに完売していますが、周辺はビルや飲食店の多いエリアでもあります。「実はよく見える」という穴場スポットを見つけて、楽しむのもいいかもしれません。

4. 江戸川区花火大会　/　8月24日（土）　江戸川区

江戸川区花火大会は、花火を層のように重ねる『厚みのある花火』として、エンターテイメント性の高い演出が見どころ。今年初めて観覧チケットの販売を開始したということで、こだわりの『厚みのある花火』をさらにパワーアップさせようと力を入れています。
毎年、スターマイン花火と単発打上花火を８つのテーマに合わせ、約14,000発を打ち上げていたそうですが、今年は打ち上げる数はそのままに、テーマを7つに絞り込むことでテーマひとつひとつの内容を濃くして魅せるのだとか。

さらに、これまでにない緻密なコンピューター制御による仕掛け花火を取り入れるとのことで、スピード感溢れる色とりどりの演出に期待です！これら演出を含め、打ち上げを手掛けるのは、創業360年を超える宗家花火「鍵屋」。第1回から、ずっと江戸川の花火を担っているそうです。
進化する演出は、毎年見ている方にとっても初めて見る方にとっても見どころ満載の花火となりそうです！

5. 隅田川とうろう流し　/　8月10日（土）　台東区・墨田区

隅田川とうろう流しは、花火とは異なる趣で夏の風情を感じさせてくれるイベントです。
浅草側と墨田側の2か所に会場が設置され、思い思いの願いを書き込んだ灯篭に火を灯し、隅田川へと流します。

かつて関東大震災、東京大空襲などで亡くなった方の慰霊のためにはじめられたとうろう流しですが、昭和41年以降は河岸工事などの影響で開催が途絶えていたそう。それでも、平成17年に約40年ぶりに復活、開催され今年で20回目を迎えます。

自然と人が織りなす美しい情景。
川面に映し出される灯篭の柔らかな灯りが、ゆったりとした川の流れに揺れる様子は、見る者のこころまでも揺さぶるかのようです。
もちろん見ているだけでも美しいのですが、せっかくだから自分も灯篭を流してみたい、という方は灯篭の事前購入がおすすめ。浅草観光連盟、墨田区観光協会からそれぞれ販売されていて、ウェブ購入も可能です。

夏の夕まぐれに、エモーショナルな時間を過ごすのにおススメの隅田川とうろう流し。2024年も国内外で大きな自然災害が起きていますから、あなたの心にある様々な想いを灯篭にのせ、隅田川の流れに託してみるのもいいかもしれません。

これらのイベントはどれも川沿いで開催されるため、イベントに合わせて出航する屋形船から楽しむという手もあります。気になる方は、屋形船のHPからプランを調べてみるといいかもしれません！
夏を満喫するにはうってつけのイベントである花火ですが、やはりどの会場も込み合うことが予想されます。観覧席の購入など、早めに予定を組んでしまうのがおススメです。そして花火とは違った、情緒的な雰囲気を作り出すとうろう流しも隅田川ならでは。
今年は夏を満喫するお出かけにイースト東京へ繰り出してみるのはいかがでしょうか。


皆様にとって素敵な出逢いとなりますように。