両国らしさを感じるお風呂のワンダーランド。江戸遊で過ごす大人のくつろぎ時間(前編)
下町の暮らしに馴染んだ公共浴場の入浴文化。
これを現代版に捉え直し、大人がゆっくり楽しめる最高のリラックス空間としてつくられたのが「両国湯屋 江戸遊」です。
新旧の文化が織り混ざる数々のしつらえやサービスには、訪れた人々がゆっくりと非日常を味わえるような工夫がされていました。
今回はそんな江戸遊を、全力で満喫しながらレポートします。
暖簾のような建物の中へ入り、まずは気になるお風呂エリアへ
江戸遊がある場所は、JR・都営大江戸線ともに両国駅を出てすぐの好立地。この「暖簾」をイメージした象徴的な外観が目印です。
暖簾がモチーフとなっているのは、お風呂屋さんに入るときに「暖簾をくぐる」という日本ならではの文化と、江戸遊がある北斎通りの入り口の新たなシンボルになればという想いを表しているそう。風にそよいでいるような曲線も魅力的です。
では、この大きな暖簾をくぐって、いざ入館!
入るとすぐに目に入るのは、和の雰囲気が漂うエントランス。よく見ると、墨田区の伝統工芸品である江戸切子の装飾や、地元ゆかりの葛飾北斎の作品をモチーフにした壁面などが両国らしさを感じます。
入館したら、まずは下駄箱に靴をしまい、タオルと館内着を受け取ります。
館内での支払いは、全て下駄箱の鍵を端末にかざすだけでOK。手ぶらで身軽に過ごすことができるので、より非日常のリラックス空間に浸ることができます。
一階にある受付でひと通り案内を聞いたら、早速お風呂に入るのもよし、岩盤浴に行くのもよし。お食事処や休憩スペースもあるので、思い思いのくつろぎ方を堪能することができます。
館内は2階が男性フロア、3階は男女共用の休憩スペースとお食事処、4階が女性フロア、5階が岩盤浴やエステのフロアとなっていて、エレベーターか階段で移動可能。階ごとに施設が分かれているので、行き来する際にも分かりやすいつくりになっています。
江戸遊のお風呂には、男湯、女湯それぞれに葛飾北斎の浮世絵を表現したモザイクタイルの壁面があります。
お風呂の種類は全部で6種類。血流促進効果のある高濃度炭酸泉や週替わりでさまざまなお風呂が楽しめるあがり湯のほか、露天風呂スペースには漢方薬湯や寝湯も揃っています。
また、広々としたサウナも人気。王道のフィンランドサウナのほか、女湯にはアロマスチームサウナ、男湯には中温サウナが完備されています。
また、女性用フロアには美容に特化したヘアドライヤーやヘアアイロン、話題のマイクロバブルが出るシャワーヘッドなど、使ってみたいと思っていたアイテムが設置されているのも嬉しいポイントでした。
また、温泉施設だとカップルで遊びにきてもほとんど離れ離れになってしまうし…という方もご安心を。江戸遊は岩盤浴が充実しているんです。
岩盤浴で汗をかいたら一度お風呂に入って、その後3階の男女共用スペースで合流し、風呂上がりの一杯!なんていうのも素敵です。
思いおもいのスタイルでくつろげる共用スペース
体が温まったら、ゆったりと寝転ぶのも乙です。3階のお休み処に移動してひとやすみ。
お休み処は「畳の間」「板の間」「離れ」「庭」という4つのエリアが用意されているので、自分のお気に入りスペースを探すのもおすすめです。
大きなビーズクッションにもたれて、お風呂やサウナ、両国エリアにゆかりのある雑誌や漫画を読むのも至福です。
また、お食事処やカフェスペースがあるのも、この3階。
Cafe 「応為」には、アルコールやコーヒー、ソフトドリンク、軽食、おつまみなどの自販機が並び、無人販売で気軽に購入できるのも◎。テーブルにはコンセントがついているのも、嬉しい配慮です。
もっと本格的なお食事なら、食事処「北斎」へ。
「手作り寄せ豆富(480円)」や「江戸遊かつカレー(1,220円)」など、本格的な食事を楽しむことができます。
(続きは後編 「ONとOFFを区切らない、次世代のワークスペース」)
(取材・執筆:山越栞 撮影:花田友歌)
住所 | 東京都墨田区亀沢1-5-8 Google mapで見る |
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営業時間 | 10:00〜翌8:30 |
定休日 | 年中無休 |
TEL | 03-3621-2611 |
WEB | https://www.edoyu.com/ryougoku/ |
SNS | Instagram , X |
※本記事に掲載している情報は、2023年12月時点のものです。
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